デリケートゾーンのお悩み(かゆみ・におい・性病・膀胱炎・尿漏れ・萎縮性膣炎)
- 2023年4月24日
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今日はデリケートゾーンのお悩みについての診察内容をご紹介していきたいと思います
①おりものの悩み
普段診察をしていて特に多いデリケートソーンのご相談はおりもののお悩み。特に①かゆみ②におい③おりものの量といったものになります。おりものって普段は気にしていなくても、急に変化が出て、変化が出だすと気になりますよね。
普段膣の中には良い乳酸菌が住んでいて、カビや雑菌といったものから身体を守ってくれていますが抗生物質を内服したり、洗いすぎたり、疲れて免疫力が落ちていたりすると良い菌が減ってしまい、雑菌やかびが繁殖し「細菌性膣症」や「カンジダ膣炎」を引き起こし、かゆみやにおいといった症状がおこります。
また特に糖尿病や妊娠中の方は罹りやすいので要注意です。
かゆみやにおいはつらいので当日治療を行います。当院では飲み薬による治療も行っています!
②性病
性病って「いやいや私は性病なんて…」と思いがちですが一度でも性交渉があれば、誰が罹っているかわからないのでうつされる可能性があります。特にクラミジアや梅毒は最近増えているので心配です。
いつもとおりものの感じが違う、パートナーが変わったということがあれば一度検査を受けてみましょう。
当院ではクラミジア、淋菌、HIV(エイズ)、梅毒、B型・C型肝炎のほかにトリコモナスやマイコプラズマ・ウレアプラズマなどの検査も行っております。
検査結果は2,3日で出ますのでより早期に治療を行うことができます。またパートナーさんの検査や治療も一緒に行えます。
③膀胱炎
性病の菌が原因で膀胱炎になることもあれば、肛門などにいる雑菌が入ってしまい、膀胱炎になることも。
頻尿、排尿時の痛みなどがある場合はお気軽にご相談ください。
④加齢性変化 萎縮性膣炎
デリケートゾーンのお悩みは若い人だけでなく、閉経してからも悩みは尽きません。
例えば膣周囲の皮膚が乾燥して、痛みや不正出血を起こしてしまったり、そうなると雑菌も付きやすくなってにおいが出たりおりものが増えたり…
そのような状態を「萎縮性膣炎」といい、女性ホルモンのお薬などを使って膣の状態を改善する治療を行います。
また骨盤内外の筋力も衰えてくるため「子宮脱」と言って、子宮をはじめとした臓器が下がってきて外陰部に違和感や重い感じがすることもあります。
そういったお悩みには筋肉の代わりに臓器を正しい位置に保つリングを入れたり、漢方薬を使用したり、また膣の引き締め効果のあるHIFU(超音波)で治療を行うこともあります。年配の方はお下を見せるのは恥ずかしいとお感じになることも多いですが、恥ずかしがらずにご相談にいらしてください。
⑤尿漏れ 膣ハイフ(HIFU)
年齢の老若にかかわらず最近お悩みが多いのが尿漏れ。
高齢になると筋力が衰えて…というのはわかりますが若い人も運動不足やダイエットで筋力が落ちて尿漏れの方が増えています。また出産後も尿漏れしやすくなります。
そうしたお悩みも治療を行っています。
お薬を使用したり、HIFU(超音波)で膣の中から引き締めたりといろいろなアプローチがありますので、ご自身のライフスタイルや症状にあった治療法を一緒に選んでいきましょう。
また最近介護脱毛なども流行っていますが、そうなるとデリケートゾーンの皮膚のたるみが気になったり、というご相談も増えてきました。たるみは膣の中だけではなく外側にも表れるので同様に引き締め効果のある超音波(HIFU)治療を行うことで改善できます。
膣のHIFUは美容のクリニックなどで看護師やエステティシャンが施術を行っているところもありますが、当院は医師がどの部分にどの強さを当てるのかをきちんと見極めながら施術を行いますので安心してお受けいただけます。