怖くない!更年期|港区虎ノ門の婦人科・産婦人科|神谷町WGレディースクリニック

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コラム

怖くない!更年期|港区虎ノ門の婦人科・産婦人科|神谷町WGレディースクリニック

怖くない!更年期

・更年期って?

『更年期』とは、月経(生理)がなくなる『閉経(1年間、月経がなくなった状態)』の前後5年の計10年に及ぶ女性ホルモンが大きく変動する期間を指し、女性なら誰もが経験する時期のことです。この期間に現れるさまざまな症状により、日常生活に支障を来してしまう場合、『更年期障害』と呼ばれます。

日本人の平均閉経年齢は50歳ですが、個人差がとても大きく、早い人では40代前半で閉経、また遅い人では50代後半まで月経がある場合もあります。40歳未満で閉経する場合は『早発閉経』といい、卵巣機能の衰えにより女性ホルモン(エストロゲン)が出なくなることが原因です。

更年期障害は女性ホルモンが急激に減少することが原因ですが、加齢によって疲れやすかったり、もともとの考え方の癖や性格といった心理的要因、親の介護や子どもの受験、職場で責任のある位置に就くようになったなどの社会的要因により、個人個人で発症のしやすさが異なります。

 

・更年期の症状

症状はさまざまなことが更年期の特徴ですが、大きく分けると次の3つに分類されます。

1)急に汗が噴き出す「ホットフラッシュ」といった血管の自律神経失調症状

2)目まいや動悸(どうき)、頭痛、関節痛といった身体的症状

3)イライラ、落ち込み、不安、情緒不安定、不眠といった精神症状

 

厚生労働省の統計(2017年度)によると、『閉経期およびその他の閉経周辺期障害(更年期障害を含む)』の患者数は14.5万人です。女性ホルモンが減少するのはどの女性も同様ですが、症状として現れない人や、少しは感じるけれど日常生活には支障はない人もいて、個人差が大きいことが特徴です。また、更年期障害が原因で離職する人も多く、近年、女性の社会進出が進む中、社会的な問題になりつつあります。

更年期でまず現れるのが、『月経がまばらになる』『不正出血がある』といった月経異常です。その後、ほてりやのぼせ、目まいなどが出現し、さらにその後は倦怠感や不眠、不安、抑うつなどの精神症状が起き、外陰部のかゆみ、膣(ちつ)の乾燥感やひりつきといった泌尿生殖器症状が起こるといわれています。

『日常生活に支障を来している』『つらい』と感じたときは、我慢せずに『まずは相談』という気持ちで婦人科を受診してみてください

 

・更年期になりやすい人

真面目で完璧主義であったり、くよくよ悩みがちな性格、マイナス思考をしがちな人は更年期障害を発症しやすいといわれています。また、職場やプライベートで大きな変化や負担を感じている人も発症しやすく、注意が必要です。

 

・更年期の治療

更年期障害の症状は、女性ホルモンが急激に減少する時期に体がついていけずに発症するものなので、ある程度ホルモン量が少ない状態に体が慣れると症状が和らいでくるので、その時期を乗り切るための治療です。

更年期の治療としては、症状を改善する『漢方薬』や、大豆イソフラボンから作られる女性ホルモンのような働きをする『エクオール』というサプリメント、減少してしまった女性ホルモンを一時的に補うような『ホルモン補充療法』といった治療法があります。場合によって、胎盤から生成される成分である『プラセンタ』を注射することもあります。一緒に相談してぴったりな治療法を選びましょう。

 

 

 

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